性のトリセツ

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    内容

    人と動物の性の真実と不思議について
    獣医繁殖学者である著者が科学と想像力で読み解く

    「オスとメスの違いとは?」
    「人や動物の性器の形状と進化の不思議とは?」
    「人と動物の性の本質的な違いとは?」
    「なぜ人には発情期がないのか?」

    獣医繁殖学者が人と動物を対比し、性の本質的な違いを解説。さらにコミュニケーションツールとしての人の性の重要性、人工授精や高齢者の性の問題にも言及。性への正しい認識を持ち、豊かな人生を送るためのトリセツ(取扱い説明書)となる一冊。

    目次

    第一章 有性生殖
    1雌雄について
    高等動物にはなぜ寿命があるのか?
    オスの存在意義が解明された?
    雄雌の差は紙一重である
    ブチハイエナのメスはいないのか?
    遺伝の基礎知識
    兄弟の顔かたちはなぜ違うのか?
    近親相姦を避ける知恵
    ・コラム 女性のX染色体の一本は不活化される/繁殖虐待はなぜ起こるか

    2精子の特性
    死後、最後まで生き残る精子
    哺乳類の精子と卵子はなぜ小さいのか?
    動かない細胞が動く精子になるまで
    精子が受精するまでの過程
    動物の射精部位と精子到達時間
    精液量は副生殖腺の影響で変わる
    陰嚢はなぜ必要か?
    人の精液性状を悪化させる要因とは?
    ・コラム 人類の祖先"ミトコンドリア・イブ"とは/西郷さんが陰嚢水腫を患った理由

    3卵子の特性
    卵胞形成
    卵胞発育から排卵
    卵子の老化はDNA損傷修復の機能低下が原因
    卵巣予備能と抗ミュラー管ホルモン(AMH)


    第二章 生殖器の進化
    1ペニスの進化
    ペニスはなぜ必要なのか
    有袋類のペニスの進化は驚異的である
    鳥がペニスを失った理由
    ペニスの支えは奥深い
    陰茎骨の果たす役割は?
    人のペニスの血液供給量を左右する要因
    人がペニスの棘を失った結果として何が変わったか?
    人類の性は生殖を超越した?
    霊長類のペニスを考察すると何が分かるか?
    人類は"裸族"時代にペニスを進化させた
    オスとメスの生殖器の比較発生学
    犬と人の前立腺肥大症
    男性不妊症の原因
    射精障害の原因
    恥ずかしくて人に言えない排尿後尿滴下
    人の睡眠と勃起不全(ED)との関係
    ・コラム 男性割礼の目的は衛生?/ペニスへの畏怖と崇拝/自慰は罪悪か?

    2子宮の進化
    卵管の役割は卵生か胎生かで変わる
    子宮の分類と特徴
    人の子宮の発生学
    卵管と子宮の機能
    腟とペニスの適応性はどちらが高いか?
    霊長類に生理がなぜあるのか?
    人以外の動物の外陰部からの出血
    子宮内膜症とは
    ・コラム 鶏の雌雄生殖器は哺乳類と大いに異なる/昔の女性のヒステリー治療法とは?

    3乳腺の進化
    乳腺の発達と比較
    出産しないと泌乳しない理由
    乳癌にかかりやすい人


    第三章 ホルモンはおもしろい
    1ホルモンとは
    ホルモンは"興奮させるもの"
    生殖機能は脳が支配する
    下垂体性性腺刺激ホルモンと胎盤性性腺刺激ホルモン

    2ステロイドホルモン
    エストロジェン作用の多様性
    女性の更年期障害はエストロジェン低下に由来する
    テストステロンは男の二次性徴だけではない
    男性ホルモンをよく知る
    男性更年期障害(LOH)症候群とは?
    黄体ホルモンは避妊薬にも使われる
    ・コラム ステロイドホルモンは山芋を原料に合成される/合成エストロジェン(DES)の薬害から学ぶこと/植物性エストロジェンの効用/薬指の長さはペニスの長さと相関する?/男性のテストステロンはどのように増減するのか/男と女の脳は一四歳から変わる

    3プロラクチン
    プロラクチン作用は催乳だけではない
    性交後のプロラクチン増加現象の意味
    プロラクチンと人類の妊娠調節法

    4その他のホルモン
    動物医療に使われる性腺刺激ホルモン
    プロスタグランジンは精液から発見された
    オキシトシンの作用は多様である
    オキシトシンと"母という病"
    見つめ合うことはオキシトシン注射と同じ


    第四章 雌雄の繁殖生理
    1繁殖季節
    繁殖季節は日照時間と関係する
    巧妙な繁殖季節メカニズム
    人の生殖に及ぼすメラトニンの影響

    2メスの性周期
    性周期の長さは卵胞期で決まる?
    性周期には卵胞ウェーブがある
    卵胞ウェーブの不思議
    発情期と交配適期との関係
    動物の発情徴候は発情期の専売特許ではない?
    排卵しないと繁殖は始まらない
    子宮内膜PGF2αは黄体寿命を制御する
    ・コラム オギノ式は避妊法ではない/人は排卵日を変えられるのか?

    3性的アピール
    性フェロモンは性成熟を早める
    性フェロモンとフレーメン
    メス馬の性フェロモンは消毒薬と同じか?
    人の腋毛と陰毛はなぜ必要か
    ・コラム 安心フェロモンの効用

    4交尾と射精
    野生動物の交尾回数はそれほど多くない
    交尾の前段階
    交尾の多様性
    勃起と射精
    動物の精液採取法
    適切な年齢での交配とは
    勃起不全の原因?
    バイアグラを学ぶ
    ・コラム クーリッジ効果とは/セロトニンは生殖と情動にも関係する

    5妊娠と分娩
    受精前の精子に起こる重要な現象
    胎子はエイリアンか?
    牛は黄体側になぜ着床するのか?
    反芻動物の母体妊娠認識
    豚の胚の母体妊娠認識と着床
    馬は生殖学的に全てが特異的だ
    馬の妊娠診断時期は驚くほど早い
    人と牛の分娩予定日は同じ計算式を使う
    分娩発来機序
    分娩誘発
    肺サーファクタントがないと呼吸できない
    哺乳と子宮収縮との関連
    ・コラム 現代人は昔の妊娠概念を笑えるか?


    第五章 性感染症
    性感染症とは
    性器クラミジア感染症
    淋菌感染症(淋病)
    性器ヘルペスウイルス感染症
    尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス感染症)
    梅毒
    エイズ
    トリコモナス性感染症
    性感染症ではないヒトパピローマウイルス感染とは
    ・コラム 危険な性行為


    第六章 生殖医療
    人工授精を学ぶ
    牛の胚移植技術は苦難の歴史
    体外受精で卵子と精子はすぐに受精しない
    胚の凍結法のいろいろ
    顕微授精とは
    細胞の初期化と体細胞クローン
    医療技術となるキメラ技術
    牛の受胎率が低下する理由は色々
    プロスタグランジン製剤投与後の牛の発情発現がバラツク理由
    発情発見業務を省く方法
    精液を七〇度で融解しても大丈夫?
    避妊と不妊の捉え方
    妊娠中絶は減少していますが
    ・コラム 犬の凍結精液人工授精と検疫の問題


    第七章 悪しき生活習慣が人口減少に及ぼす影響
    日本の人口減少の背景
    若い時からの生活習慣1:スマホ中毒
    若い時からの生活習慣2:朝食抜き
    若い時からの生活習慣3:炭酸飲料中毒
    若い時からの生活習慣4:喫煙
    ・コラム 学生の生活習慣:ブラックアルバイト(ブラックバイト)


    第八章 人類が初めて経験する超高齢人生と性
    夜這いは集団婚の名残りか?
    非言語コミュニケーションツールとしての性
    高齢者の性欲はなくならない
    高齢者の問題行動
    つながりが寿命を延ばす

    著:津曲 茂久
    四六判 376頁
    ISBN978-4-89531-350-6
    2018年9月発行
    定価:本体2,600円(税別)


    「性活力」あふれる生き方のすすめ

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