雑誌
CAP
最新号の特集内容2021年1月号 (1月1日発売)
Feature Article!実践! 血液ガス分析
血液ガス分析では、CBCや生化学検査では測定できない動静脈血中のガスや酸塩基の状態を知ることができるので、症例の病態に対する理解や治療方針の決定に有用です。特に救急現場では使用頻度が高く、患者の救命につながる重要な情報を提供します。しかしこれらの利点を理解していても、獣医療では動脈血の採血が困難なことも多く、実際に活用できている施設はまだそれほど多くはありません。そこで本特集では、臨床現場において血液ガス分析を取り入れる前に知っておくべき知識として、測定の意義や数値の解釈、静脈血の利用を解説した上で、救急現場での使用事例を紹介します。
▽測定の意義と病態理解
佐野忠士
▽救急現場での使用事例
杉浦洋明