雑誌
CAP
最新号の特集内容2024年10月号 (10月1日発売)
Feature Article!犬の胸腰部脊髄・脊椎疾患 ベストプラクティス
犬の胸腰部脊髄・脊椎疾患は臨床現場で比較的遭遇する機会の多い疾患で、主に後肢の運動失調や歩様異常、麻痺などの症状が認められます。2022年にアメリカ獣医内科学会(ACVIM)のコンセンサスステートメントが発表された胸腰部椎間板ヘルニアをはじめとした多くの鑑別疾患が挙げられ、中には生命にかかわる疾患もあることから診断が重要となります。本特集では、胸腰部脊髄・脊椎疾患を診断・治療するにあたっての基本的な知識から、主な臨床徴候として「後肢麻痺」に着目して、各種検査を用いた病変の局在の診断、原因の特定方法について学んだ上で椎間板ヘルニアを中心とした治療戦略について、アップデートされた情報も含めて解説していただきました。
▽総論
西田英高
▽「後肢麻痺」の局在を診断する
越後良介
▽「後肢麻痺」の原因を特定する
濱本裕仁
▽保存療法
植村隆司
▽外科治療戦略
中本裕也