内容
動物病院スタッフが知っておきたい犬と猫の心臓病の診療に関する様々な情報を、豊富なビジュアルとともに紹介するガイドブック。心臓の解剖から検査、主な疾患、治療の概要まで、犬と猫の心臓病に関する基本的な情報をわかりやすく解説。投薬のコツや手術時の留意点など、臨床現場で役立つケアテクニックも掲載。動物看護師はもちろん、若手の臨床獣医師まで幅広く活用できる一冊。
【本書のポイント】
・先天性心疾患、後天性心疾患、高血圧、不整脈、心膜・心筋疾患に分け、代表的な心臓病の特徴・病態、好発品種、症状、検査とその異常、治療について解説。
・最低限おさえておくべきポイントを各疾患の冒頭にまとめて掲載。知りたい情報を素早く確認できる。
・簡潔な解説と多数のイラストで、視覚的に理解がしやすく、インフォームド・コンセントにも活用できる。
・検査時の保定や投薬方法、症状がでるメカニズムなど、基礎からわかりやすく解説。
・飼い主からのよくある質問に対して、どのように答えればよいかがすぐわかるQ&Aを掲載。
目次
Chapter 1 心臓の解剖とはたらき心臓の解剖
心臓のはたらき
Chapter 2 心臓病が疑われるときにみられる主な症状
主な症状
症状が出るメカニズム
Chapter 3 心臓の検査
心臓病の動物を扱う際の注意点
問診できくべきこと
視診・触診
聴診
血圧測定
胸部X線検査
心電図検査
ホルター心電図検査
心エコー検査
血液検査
心カテーテル検査
胸水検査
Chapter 4 主な心臓病
先天性心疾患
心室中隔欠損/心房中隔欠損/動脈管開存症/大動脈弁狭窄/肺動脈狭窄
後天性心疾患
僧帽弁閉鎖不全症/僧帽弁逆流症/三尖弁閉鎖不全症/三尖弁逆流症/犬のフィラリア症(犬糸状虫症)/猫のフィラリア症/肺(血栓)塞栓症/血管肉腫/大動脈小体腫瘍
高血圧
高血圧/肺高血圧症
不整脈
洞頻脈/洞徐脈/洞性不整脈(呼吸性不整脈)/心室期外収縮/上室期外収縮/心房細動/房室ブロック/洞不全症候群/電解質異常
心膜・心筋疾患
拡張型心筋症/肥大型心筋症/拘束型心筋症/心タンポナーデ/心内膜炎
Chapter 5 心臓病の治療
生活上の注意点
内科(薬物)治療
外科治療
飼い主さんからのQ&A
監修:福島 隆治
編著:大森 貴裕、平尾 大樹
B5判 224頁 オールカラー
ISBN978-4-89531-868-6
2022年11月発行
定価:本体10,000円(税別)
編著:大森 貴裕、平尾 大樹
B5判 224頁 オールカラー
ISBN978-4-89531-868-6
2022年11月発行
定価:本体10,000円(税別)