麻酔記録から読み解く犬と猫のバイタルサインと麻酔管理プラクティス

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    内容

    動物病院における麻酔管理を「バイタルサインの変化」に着目し、その原因の鑑別や対応をわかりやすく解説した実践的な一冊。

    安全に麻酔を行うためには、各バイタルサインの異常に対し、的確に対応することが求められる。本書では麻酔下での循環、呼吸、体温の異常に対し、その原因と対応をわかりやすく解説するほか、実際の麻酔記録を用いて、麻酔プロトコールの考え方と異常への対応のポイントを紹介する。

    【本書の特長】
    ●麻酔中に起こる異常の原因と対応を詳細に解説。
    麻酔管理を行う前に知っておきたい、各バイタルサインの基本的な事項やモニタリング時に注意しなければならないポイントをわかりやすく解説。

    ●合計34の実症例で様々な異常への対処法を紹介。
    実際の麻酔記録を用いて、バイタルサイン異常の原因と対応を解説。各症例における麻酔プロトコールの考え方もよくわかる。

    ●猫の麻酔管理については別章を設けて解説。また、全静脈麻酔や腹腔鏡手術における麻酔など、特殊なケースについても紹介。

    ●獣医麻酔の第一線で活躍する専門家が監修・執筆。
    監修:佐野 忠士 著:鎌田 正利/神田 鉄平/佐野 忠士/関 瀬利/田村 純/手島 健次

    目次

    Chapter1 麻酔記録総論
    麻酔記録の意義
    一般的な外科手術における麻酔管理

    Chapter2 循環の異常
    心拍数
    術中疼痛反応による心拍数上昇(軽度疼痛を予想した麻酔法)
    術中疼痛反応による心拍数上昇(重度疼痛を予想した麻酔法)
    術中出血に伴う心拍数上昇
    脱水による心拍数上昇
    MRI造影剤投与に伴うアナフィラキシーによる心拍数上昇
    アトロピン投与後の心拍数上昇
    術中の頻脈性不整脈による心拍数上昇
    オピオイド投与後の心拍数低下
    術中操作による心拍数低下
    メデトミジン投与による心拍数低下
    術中の高カリウム血症による心拍数低下血圧
    麻酔導入直後の低血圧
    循環血液量減少に関連した低血圧
    短時間の麻酔における低血圧
    ドパミンによる低血圧対応
    フェニレフリンによる低血圧対応
    輸血により対応した難治性低血圧
    薬剤の急速投与による高血圧
    カテコラミンクリーゼによる高血圧

    Chapter3 呼吸の異常
    呼吸数
    疼痛刺激による呼吸数増加・薬剤による呼吸数減少
    経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2
    胸腔内手術中のSpO2低下
    呼気終末二酸化炭素分圧(EtCO2
    低換気によるEtCO2の上昇
    中枢神経疾患を伴う犬における呼吸管理
    侵害受容反射・覚醒時興奮によって生じた過換気によるEtCO2低下
    出血が原因の循環不全によるEtCO2低下

    Chapter4 体温の異常
    体温
    熱喪失による低体温
    体温上昇傾向への対応

    Chapter5 猫の麻酔
    猫の麻酔管理
    猫における疼痛管理と高カリウム血症のモニタリング
    猫における呼吸管理
    猫における循環管理

    Chapter6 特殊な麻酔管理
    全静脈麻酔の管理
    腹腔鏡手術における麻酔管理
    集中治療における記録

    監修:佐野 忠士
    A4判 224頁 オールカラー
    ISBN978-4-89531-894-5
    2023年8月発行
    定価:本体12,000円(税別)

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