内容

動物病院で遭遇頻度の高い疾患を中心に取り上げ、その治療法を豊富なビジュアルとともに解説。
ウサギを診療する獣医師が知っておきたい情報を一冊に集約した決定版！


【本書のポイント】

●ウサギの疾患を100以上取り上げ、部位別・臓器別に紹介。各臓器の解剖生理から、疾患の病態・治療法までを詳細に解説。

●1800点以上の写真を用いて視覚的にもわかりやすく解説。X線・超音波・CT・MRI・病理組織など、各種検査画像も充実。

●ウサギの診療で押さえておくべき基本的な手技や検査についても紹介。これからウサギの診療を学んでいきたい初学者にも使いやすい構成。

●慎重な対応が求められるウサギの麻酔について、その手順やモニタリング、緊急時の対応など詳細に解説。

●臨床現場ですぐに活用できるウサギに用いる薬剤の薬用量リストを収録

目次

第1章　検査と基本手技
1.1　診察とストレス
1.2　身体検査
1.3　画像検査
1.4　血液検査（採血法と注意点）
1.5　血液検査（赤血球系の異常）
1.6　血液検査（白血球系の異常）
1.7　血液検査（血小板・凝固系の異常）
1.8　血液検査（血液化学検査の異常）
1.9　輸液・輸血
1.10　投薬法

第2章　皮膚疾患
2.1　皮膚の解剖生理
2.2　湿性皮膚炎
2.3　細菌性皮膚炎
2.4　潰瘍性足底皮膚炎
2.5　外耳炎
2.6　皮膚糸状菌症
2.7　外部寄生虫症
2.8　心因性脱毛症
2.9　その他の皮膚炎

第3章　体表腫瘤
3.1　体表腫瘤概論
3.2　上皮系腫瘍
3.3　間葉系腫瘍
3.4　その他の腫瘍
3.5　ウイルス性腫瘍
3.6　非腫瘍性病変
3.7　乳腺腫瘤

第4章　歯牙疾患
4.1　口腔の解剖生理
4.2　不正咬合の発生要因
4.3　不正咬合の病態
4.4　口腔の検査
4.5　不正咬合の治療

第5章　循環器疾患
5.1　循環器の解剖生理
5.2　心臓の検査
5.3　心不全
5.4　血管障害
5.5　胸腺腫

第6章　呼吸器疾患
6.1　呼吸器の解剖生理
6.2　鼻炎
6.3　肺炎・気管支炎
6.4　呼吸器感染症
6.5　肺腫瘍
6.6　その他の呼吸器疾患

第7章　消化管疾患
7.1　消化管の解剖生理
7.2　消化管の検査
7.3　胃の鬱滞（毛球症）
7.4　急性胃拡張
7.5　盲腸の鬱滞
7.6　腸炎
7.7　粘液性腸疾患

第8章　肝臓・膵臓疾患
8.1　肝臓・膵臓の解剖生理
8.2　肝臓の検査
8.3　肝不全
8.4　肝コクシジウム症
8.5　肝リピドーシス
8.6　膵臓疾患

第9章　泌尿器疾患
9.1　泌尿器の解剖生理
9.2　膀胱炎・尿道炎
9.3　尿路結石
9.4　腎不全
9.5　尿失禁・多飲多尿

第10章　生殖器疾患・繁殖疾患
10.1　性成熟および繁殖生理
10.2　生殖器の解剖
10.3　雌性生殖器疾患の概要
10.4　子宮内膜過形成・内膜炎
10.5　子宮腫瘍
10.6　子宮水腫
10.7　その他の子宮疾患
10.8　卵管・卵巣疾患
10.9　繁殖疾患
10.10　雄性生殖器疾患
10.11　避妊・去勢手術

第11章　骨格・筋疾患
11.1　骨格・筋の解剖生理
11.2　関節炎
11.3　骨折
11.4　脱臼
11.5　骨粗鬆症
11.6　開張脚
11.7　その他の骨格疾患
11.8　椎間疾患
11.9　栄養性筋ジストロフィー
11.10　筋弛緩症候群
11.11　ヘルニア
11.12　横隔膜ヘルニア

第12章　神経疾患
12.1　神経系の解剖生理
12.2　神経系の検査
12.3　内耳炎・中耳炎
12.4　てんかん
12.5　エンセファリトゾーン症
12.6　脳炎・髄膜炎
12.7　水頭症
12.8　脊椎・脊髄損傷

第13章　眼疾患
13.1　眼の解剖生理
13.2　眼科検査
13.3　眼瞼疾患
13.4　結膜炎
13.5　結膜過長症
13.6　瞬膜腺過形成
13.7　涙囊炎・涙囊蓄膿
13.8　鼻涙管閉塞
13.9　角膜疾患
13.10　ぶどう膜炎
13.11　白内障
13.12　緑内障・網膜脈絡膜疾患

第14章　膿瘍
14.1　膿瘍概論
14.2　各部の膿瘍

第15章　麻酔と周術期管理
15.1　麻酔
15.2　術中術後管理
15.3　疼痛管理

付録　薬用量リスト