これからの乳牛群管理のためのハードヘルス学 成牛編

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    内容

    日本の乳牛群管理のための基礎知識から環境、栄養、疾病、さらに上級者向けのレベルアップ項目までを幅広く解説

    これからますます大規模化が予想される酪農現場において、乳牛の管理は個体単位から群単位へと変遷しつつある。日本の乳牛飼養現場に適した群管理(ハードヘルス)について、月刊『臨床獣医』の人気連載を加筆・修正。さらに成乳牛の管理に直接関わる搾乳環境や栄養管理、疾病コントロールなど、200ページを超える書き下ろしコンテンツを追加。獣医師はもちろん、畜産アドバイザーや獣医学部・農学部の学生も含めた、日本の成乳牛に関わるすべての人に役立つ一冊。

    ≪本書のポイント≫
    ◆個体ではなく「群」に注目した管理方法を、基礎知識からレベルアップ項目まで徹底解説
    ◆成乳牛の飼養環境、栄養、疾病など、群全体に影響を及ぼす項目の具体的な管理方法を紹介
    ◆日本の飼養状況に合わせた最新の知見を、各分野の第一人者が執筆

    目次

    第1章 基礎知識
    1-1 乳牛群に対するハードヘルスの基本的な概念とアプローチの原則
    1-2 身体モニタリング
    1-3 血液などのモニタリング
    1-4 疫学的視点からのデータの扱い方
    1-5 牛群の健康度とベンチマーク
    1-6 牛群検定事業

    第2章 牛を取り巻く環境要因
    2-1 成牛牛舎
    2-2 飼養管理と乾物摂取量~現場で注意したいポイント~
    2-3 換気システムと暑熱対策
    2-4 搾乳機器と乳房炎
    2-5 搾乳機器の検査と洗浄
    2-6 畜産環境と公害

    第3章 牛群における栄養管理
    3-1 反芻獣の栄養生理
    3-2 飼料設計の基本
    3-3 飼料設計と栄養管理
    3-4 発酵飼料(サイレージ)
    3-5 混合飼料(TMR)
    3-6 給餌機
    3-7 乳牛における採食行動:飼料給与と飼槽管理

    第4章 牛群における疾病コントロール
    4-1 移行期におけるエネルギーバランスの管理
    4-2 乳房炎のコントロール
    4-3 繁殖管理
    4-4 蹄の管理
    4-5 伝染病の防疫
    4-6 抗菌薬の使い方
    4-7 ワクチネーション

    第5章 レベルアップのための追加項目
    5-1 ハードヘルスにおける経済評価法:費用便益分析
    5-2 アニマルウェルフェア(家畜福祉)
    5-3 農場コンサルティングにおける留意ポイント
    5-4 農場HACCP

    編著:及川 伸
    B5判 376頁
    ISBN978-4-89531-319-3
    2017年12月発行
    定価:本体10,800円(税別)


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