内容
動物病院の経営課題解決の切り札「M&A」のさまざまなスキームと活用法を解説した入門書収益拡大、事業再生、事業承継などを目的にあらゆる業種で活発に実施されているM&A(合併と買収)について、ステップごとに基本から解説。動物病院が実際にM&Aを行う際のポイントを、売り手・買い手それぞれの視点から、実際の事例を交え、具体的に考察する。
目次
第1章 動物病院のM&Aの流れと各段階における検討事項1.M&Aの流れと押さえておくべき基本
そもそもM&Aとは?
動物病院とM&Aのニーズ
M&Aの目的
M&Aで重要なことは相互信頼
M&Aで知っておきたいキーワード
M&Aの流れ
M&Aアドバイザーを探す方法は?
2.M&Aにおいて企業や事業をどのように評価するのか?
なぜ価値評価が必要か
価値評価が必要になる場面
企業価値とは
価値評価:代表的な3つの方法
中小・小規模企業に用いる簡易な価値評価方法
3.M&Aの検討段階で重要なポイント
M&Aの3つの段階
ノンネームシートとは
ノンネームシートの記載内容
ノンネームシートの見方
案件概要書とは
動物病院のM&Aで利用されるスキーム
4.M&Aで重要な交渉段階と契約段階
M&Aで重要なのは交渉と契約
交渉するときの心構え
交渉のポイント
交渉段階における重要な決定事項
M&Aで作成する契約書とは?
契約書作成の注意点
交渉と契約締結は自分でできるのか?
M&Aの決済方法は?
第2章 動物病院とM&A
1.動物病院を取り巻くM&Aの概況
M&Aは意外と身近
動物病院経営が厳しい時代とM&A
米国の最大手動物病院のM&A事例から学べること
動物病院の売上別に見るM&Aの類型
M&Aに期待されるシナジー効果とは?
いろいろなM&Aのかたち~業界再編型M&A~
2.動物病院がM&Aを検討すべき
タイミングと具体例
M&Aを自分事として捉える
院長の年齢的なタイミング
動物病院のM&Aは難しい?
動物病院のM&Aの具体例(買い手:新規開業獣医師)
動物病院のM&Aの具体例(買い手:動物病院)
第3章 M&Aを進める際に押さえておくべき知識とポイント
1.M&Aの対象先とスキームの種類
中小・小規模企業のM&Aはどれくらい行われている?
M&Aのサポートを誰に依頼すべきか
M&Aのさまざまなスキーム
選択すべきスキームは?
M&Aを活用すべき場面
M&Aのニーズが高い業種とは?
M&Aで買い手候補になりやすい企業の特徴は?
M&Aと企業のライフサイクル
2.M&Aに関与する専門家
専門家が関与する場面
デューデリジェンスの種類と関与する専門家
事業計画書を精査しよう!
M&Aアドバイザーの業務内容
M&Aアドバイザーとの契約内容
M&Aアドバイザーの2種類の着任形式
M&Aアドバイザーの報酬
M&Aアドバイザーの選び方
M&Aアドバイザーの上手な活用法
3.M&A成功のポイント
売却する際の注意点
譲渡を受ける際の注意点
トップ面談の重要性
M&Aで従業員はどうなるのか?
個人保証している場合に注意!
廃業(清算)か、M&Aかで迷ったら…
売れない場合は?
Appendices
M&Aでステップアップを実現した院長への
インタビュー
M&Aで重要な書類(契約書)の見本(ひな形)
著:蒲 鉄雄
B5判 194頁
ISBN978-4-89531-314-8
2017年10月発行
定価:本体4,200円(税別)
B5判 194頁
ISBN978-4-89531-314-8
2017年10月発行
定価:本体4,200円(税別)