新 馬の医学書

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    内容

    ロングセラー『馬の医学書』を16年ぶりに大幅改訂!

    馬のスペシャリストが総力をあげて制作した馬の総合百科オールカラー決定版。基礎知識から最新医学情報まで馬のすべてがわかる一冊。


    [本書のポイント]

    1.馬でよく見られる病気について器官別、病気別に詳述し、さらにその対応策にも言及
    病気の原因、症状、検査、治療について専門的に解説。獣医師に限らず、馬に関わるすべての人にとって、馬の健康維持に役立つ知識が満載。

    2.馬の基礎知識から体の構造・機能まで豊富な写真とイラストでわかりやすく紹介
    馬の進化、品種、体の名称はもちろん、個体鑑別法などマニアックな情報も満載。生物学の観点から、骨、筋肉、蹄、循環器、呼吸器、消化器、泌尿器、感覚器、生殖器、神経系、免疫系、遺伝などを網羅。

    3.馬に必要な栄養素・飼料給与方法など飼育に必要な情報を網羅
    馬の飼養管理について、年齢や用途に分けて解説。栄養学の基礎から厩舎の環境づくり・衛生対策まで、緻密なデータを多数収録。

    4.新たな技術や知見など、馬に関する最新情報を収録
    馬の再生医療、ゲノム解析、ワクチン開発、スポーツ科学、核医学、新興感染症、アニマルウェルフェアなど馬に関する最先端の話題を紹介。

    目次

    第1章 馬を知ろう

    1.歴史と分類
    1.分類と進化
    2.歴史
    3.品種と用途
    2.感覚機能および学習能力
    1.感覚機能
    2.学習能力
    3.行動
    1.社会構造
    2.各種の行動
    3.コミュニケーション
    4.異常行動とストレス
    Column 1…クレバー・ハンス
    4.馬体の名称と個体鑑別
    1.馬体各部の名称
    2.個体の鑑別
    3.毛色
    4.特徴
    Column 2…馬はあなたをわかっている?


    第2章 馬体の構造と機能

    1.骨
    1.骨の種類と役割
    2.骨の構造
    3.骨の成分と代謝
    4.骨の成長
    5.競走馬の骨格形成
    2.関節
    1.働き
    2.仕組み
    3.種類
    4.主な四肢関節の働きと関節角度 71
    5.歩法(サラブレッド)
    3.筋肉と腱
    1.筋肉(骨格筋)の働き
    2.体幹の主な筋肉の役割
    3.競走馬の筋肉の構造変化
    4.腱の仕組みと働き
    4.蹄
    1.蹄の定義
    2.ツメの仕組みとタイプ
    3.蹄壁の外景
    4.蹄の内部の仕組み
    5.蹄機
    Column 3…蹄壁生長の不思議
    5.血液・循環器系
    1.血液の成分と働き
    2.競走馬の血液の特徴
    3.心臓循環系の働き
    6.呼吸器系
    1.上気道の仕組みと働き
    2.下気道の仕組みと働き
    7.消化器系
    1.口唇
    2.口腔
    3.歯の構成と形態
    4.舌
    5.唾液腺
    6.咽頭
    7.食道
    8.胃
    9.小腸
    10.大腸
    11.肝臓の仕組みと働き
    12.膵臓の仕組みと働き
    8.泌尿器系
    1.腎臓の仕組みと働き
    2.尿路の仕組みと働き
    Column 4…お喋りな尿
    9.感覚器系
    1.眼球と副眼器
    2.耳(聴覚平衡器)
    3.鼻(嗅覚器)
    4.味覚
    5.皮膚感覚
    10.神経系
    1.中枢神経系の仕組みと働き
    2.末梢神経系の仕組みと働き
    3.神経の構造と機能
    11.内分泌系
    1.内分泌腺の種類と働き
    12.免疫系
    1.免疫にかかわる器官
    2.免疫にかかわる細胞
    3.免疫の仕組み
    Column5…輸送熱とその予防
    13.生殖器系
    1.繁殖雌馬の生殖器の仕組みと働き
    2.種雄馬の生殖器の仕組みと働き
    14.遺伝と発生
    1.細胞の仕組み
    2.遺伝とDNA
    3.生殖細胞と受精
    4.発生の機構
    5.胎子と胎盤
    6.分娩と産褥



    第3章 飼養管理

    1.概論
    2.消化
    1.消化管
    2.栄養素の消化
    3.消化に影響を与える要因
    4.消化障害
    3.必要な栄養素
    1.炭水化物
    2.脂肪
    3.エネルギー要求量
    4.タンパク質
    5.ミネラル
    6.ビタミン
    4.飼科
    1.粗飼料
    2.濃厚飼料
    3.その他の飼料
    5.飼料給与方法
    1.給与日量
    2.飼料の給与回数および給与時間
    3.飼料給与における注意点
    6.日常管理
    1.日常管理の基本
    2.種雄馬の管理
    3.繁殖雌馬の管理
    4.子馬の管理
    5.競走馬の管理
    7.厩舎と環境
    1.厩舎
    2.馬房
    8.衛生対策
    1.検疫
    2.予防接種
    3.消毒
    4.害虫の防除
    5.ネズミの駆除
    6.家畜伝染病予防法
    7.主要馬伝染病の鑑別要点


    第4章 病気

    1.概論
    1.病気とは
    2.病気の診断
    3.診断の要領
    2.病気の各論
    1.多くの臓器や器官を同時に侵す全身の病気
    2.骨格系の病気
    3.筋肉系の病気
    4.蹄の病気
    5.血液・循環器系の病気
    6.呼吸器系の病気
    7.消化器系の病気
    8.泌尿器系の病気
    Column 6…伝染病の発生によりアフリカ大陸で遭難した探検家
    9.感覚器系の病気
    10.神経系の病気
    11.内分泌系の病気
    12.免疫系の病気
    13.生殖器系の病気
    Column 7…3D 超音波検査
    14.寄生虫による病気
    15.ウイルスによる病気
    16.細菌による病気
    17.真菌による病気
    18.原虫による病気
    19.中毒による病気
    20.熱,寒さ,電気による病気
    3.症状で知る体の異常の見分け方
    1.健康状態把握の基本
    2.代表的な異常症状


    第5章 最近の話題

    1.話題の病気
    1.発育期整形外科的疾患(DOD)
    2.運動器に疾患をもたらす代謝障害
    3.新興感染症
    2.新しい獣医療
    1.再生医療とその応用
    2.核医学
    3.馬ゲノム解析とその応用
    4.遺伝子工学技術を用いたワクチンの開発
    5.シークエンサーの進歩と感染症診断技術の向上
    6.レポジトリー
    3.スポーツ科学の進展
    1.運動負荷試験システムの確立と応用
    2.運動解析技術の進展と競走馬への応用
    4.馬の福祉
    1.競走馬のための福祉の指針 430
    2.国際馬術連盟(FEI)馬スポーツ憲章 431
    3.マニアルウェルフェアの考え方に対応した馬の飼養管理指針(抜粋)
    Column 8…アニマルセラピー

    編著:日本中央競馬会競走馬総合研究所
    A4判 448頁 オールカラー
    ISBN978-4-89531-033-8
    2012年11月発行
    定価:本体7,800円(税別)


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