メカニズムから理解する獣医臨床薬理学

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    内容

    臨床薬理学の精髄をこの一冊に集約!
    小動物の診療現場で本当に必要な知識を選り抜き、わかりやすくまとめたオリジナルのテキスト!!

    基礎薬理学の知識を臨床現場で応用するため、臨床に活きる薬物の知識を学ぶには、多くの症例を重ね経験を積む必要があり、大変な労力を要する。本書は、診療現場で実際に役立つ実践的な薬理学の知識、すなわち臨床薬理学を、臨床にも造詣が深い折戸謙介先生が一冊に集約。臨床薬理学の2本の柱である獣医臨床における薬理学・薬効評価および薬物動態を軸として、薬物を安全かつ効果的に使うための情報を簡潔にまとめた、臨床家必携の便利な一冊。

    [本書のポイント]
    ●安全かつ効果的な薬物運用に不可欠な薬物動態学について基本から解説
    ●疾患に基づいた投与設計ができるよう、病態生理から詳しく解説
    ●近年の基礎・臨床研究成果を豊富に交え、的確な薬物治療につながる情報を提供

    目次

    Chapter1 臨床薬理学総論
    臨床薬理学とは

    1.獣医臨床における薬理学/薬効評価
    2.薬物動態学
    1)吸収
    2)分布
    3)代謝
    4)排泄


    Chapter2 抗生物質
    抗菌薬の基本事項

    抗生物質とは?
    細菌の細胞壁
    βラクタム系抗生物質
    アミノグリコシド系
    テトラサイクリン系
    クロラムフェニコール系
    マクロライド系
    リンコマイシン系
    キノロン系
    スルホンアミド(サルファ剤)
    ポリミキシンB
    バンコマイシン
    抗生物質投与後効果(Post antibiotic effect;PAE)


    Chapter3 ステロイド剤
    ステロイド剤の作用と副作用

    糖質コルチコイドの分泌・抑制機構
    糖質コルチコイドの生理作用とそのメカニズム
    合成ステロイドの種類
    合成ステロイドの臨床応用
    合成ステロイドの副作用
    グルココルチコイドの日内変動


    Chapter4 非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)
    非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の作用と副作用

    NSAIDsの起源
    NSAIDsの薬効メカニズム
    COX-1 とCOX-2
    NSAIDsのCOX-1/COX-2選択性
    消化器におけるCOXの役割
    腎臓におけるCOXの役割
    腎臓に対するNSAIDsの副作用の可能性
    NSAIDsの抗腫瘍作用
    各NSAIDsの特徴


    Chapter5 循環器薬
    循環器薬の作用機序とその選択

    心不全の病態生理
    心疾患治療薬の作用機序と
    獣医療におけるエビデンス
    レニン.アンジオテンシン系阻害薬
    AT1受容体拮抗薬
    βブロッカー
    強心薬


    Chapter6 抗てんかん薬
    抗てんかん薬

    てんかんとは
    てんかんの分類
    てんかんの予後
    薬理学からみたてんかんの病態生理学
    治療薬


    Chapter7 抗がん剤
    抗がん剤の薬理作用と獣医臨床でのエビデンス

    腫瘍細胞とその増殖の概念
    抗がん剤治療の概念-対数(ログ)殺傷
    抗がん剤治療の概念-腫瘍細胞数と時間の関係
    ゴルディ‐コールドマン仮説
    抗がん剤
    分子標的薬:イマチニブ
    薬剤耐性

    著:折戸謙介
    B5判 112頁 オールカラー
    ISBN978-4-88500-676-0
    2010年10月発行
    定価:本体5,400円(税別)


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