複雑な症状を理解するためのトリガーポイント大事典

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    内容

    トリガーポイントが原因で生じる関連痛や複雑な症状を理解するための書。トリガーポイント治療時の心構えから、107か所の筋肉におけるトリガーポイントの臨床的な関係性と日常生活への影響を解説しており、書き込み式の「関連痛パターンチャート」を活用することで、患者と施術者が情報を共有でき、効率的な治療を実現できる。

    【 本書のポイント 】
    1.107か所の筋肉の特徴と関連痛パターンを解剖図付きで解説
    筋筋膜疼痛症候群から線維筋痛症まで、トリガーポイントが原因となって発生する痛みの診断方法を掲載
    2.トリガーポイントによる兆候と症状を部位別のリストで紹介
    3.施術者と患者が痛みについての情報を共有できる書き込み式の関連痛パターンチャートを掲載

    目次

    PART1 患者や施術者が学ぶべきこととは何か?
    1章 概要 ─トリガーポイントを理解すること─
    本書について
    本書の目的

    2章 身体を動かす筋肉
    結合力を生み出す膜
    筋肉の構造と機能
    1.骨格筋/2.心筋/3.平滑筋

    3章 トリガーポイント ─形成過程と種類─
    トリガーポイントとは何か
    活動性トリガーポイントと潜在性トリガーポイント
    サテライトトリガーポイント

    4章 線維筋痛症、トリガーポイント、慢性筋筋膜痛
    線維筋痛症:中枢性感作
    トリガーポイント、線維筋痛症:相違点と相互作用
    慢性筋筋膜痛のステージIの症例
    慢性筋筋膜痛のステージI:中枢性感作のないトリガーポイント
    慢性筋筋膜痛のステージII:線維筋痛症を伴う慢性筋筋膜痛
    慢性筋筋膜痛と線維筋痛症

    5章 運動と運動連鎖
    運動連鎖
    運動中核:安定性を維持する中枢
    運動連鎖のかかわり合い:中枢神経系と線維筋痛症

    6章 症状をコントロールするためのヒント ─持続因子の認識と管理─
    持続因子とはどのようなものか
    持続因子の種類
    機械的因子
    異常呼吸/身体の不均衡/筋肉の使いすぎ/関節機能障害
    代謝性因子
    栄養不足/線維筋痛症/疲れを解消する睡眠の不足/痛みそのもの
    環境因子
    汚染/アレルギー/薬/外傷/感染症
    心理的因子
    生活習慣
    7章 トリガーポイントによる兆候と症状のリスト
    ※Part2の8~12章で解説する全107か所の筋肉と、それらの部位別のトリガーポイントおよび関連痛を一覧で紹介。それぞれの兆候と症状から関連する筋肉を検索できる。

    PART2 図解 症状の原因を調べる~確認方法と対処法~
    8章 顔面部、頭部、頚部の筋肉
    はじめに/運動/トリガーポイント/慢性筋筋膜痛(CMP)/慢性筋筋膜痛(CMP)の症例/主な持続因子/歯科医への注意/コントロールするためのヒント
    1 頬筋
    2 大頬骨筋、小頬骨筋
    3 後頭前頭筋
    4 眼輪筋
    5 外眼筋(内側直筋、外側直筋、上直筋、下斜筋、上斜筋、下直筋)
    6 鼻根筋、皺眉筋
    7 咬筋
    8 側頭筋
    9 口腔と鼻腔の筋群(鼻中隔、鼻甲介、鼻前頭管、前頭洞、上顎洞、口蓋垂、オトガイ舌筋、硬口蓋、舌背)
    10 内側翼突筋
    11 外側翼突筋
    12 広頚筋
    13 喉頭筋群(披裂筋、輪状甲状筋、披裂喉頭蓋筋、披裂 喉頭筋、甲状披裂筋)
    14 その他の舌骨筋群と前頚部の筋群
    15 肩甲舌骨筋
    16 顎二腹筋
    17 頚長筋
    18 頭長筋
    19 前頭直筋、外側頭直筋
    20 大後頭直筋、小後頭直筋
    21 斜角筋
    22 胸鎖乳突筋
    23 下頭斜筋
    24 上頭斜筋

    9章 体幹の筋肉
    はじめに/運動/トリガーポイント/慢性筋筋膜痛(CMP)/慢性筋筋膜痛(CMP)の症例/主な持続因子/コントロールするためのヒント
    25 後頚部の筋群(頭半棘筋、頚半棘筋、頭最長筋)
    26 脊柱起立筋
    27 頭板状筋
    28 頚板状筋
    29 多裂筋
    30 回旋筋
    31 最長筋
    32 外側肋間筋、内側肋間筋
    33 横隔膜
    34 内腹斜筋
    35 外腹斜筋
    36 腹横筋
    37 腹直筋、錐体筋
    38 大腰筋、小腰筋
    39 腸骨筋
    40 腰方形筋
    41 骨盤底筋

    10章 肩、腕、手の筋肉
    はじめに/運動/トリガーポイント/慢性筋筋膜痛(CMP)/慢性筋筋膜痛(CMP)の症例/主な持続因子/コントロールするためのヒント
    42 僧帽筋
    43 菱形筋群
    44 小胸筋
    45 棘上筋
    46 棘下筋
    47 小円筋
    48 肩甲下筋
    49 大円筋
    50 前鋸筋
    51 上後鋸筋
    52 下後鋸筋
    53 肩甲挙筋
    54 大胸筋、胸骨筋
    55 鎖骨下筋
    56 広背筋
    57 三角筋
    58 上腕二頭筋
    59 烏口腕筋
    60 上腕筋
    61 上腕三頭筋
    62 肘筋
    63 前腕屈筋群、手根支帯(浅指屈筋、深指屈筋、長母指屈筋、橈側手 根屈筋、尺側手根屈筋)
    64 長母指外転筋
    65 方形回内筋、円回内筋
    66 短母指外転筋
    67 小指外転筋
    68 腕撓骨筋
    69 短撓側手根伸筋
    70 長撓側手根伸筋
    71 尺側手根伸筋
    72 手指伸筋群(指伸筋、示指伸筋)
    73 尺側手根屈筋
    74 回外筋
    75 母指内転筋、母指対立筋
    76 長掌筋
    77 手の虫様筋、骨間筋

    11章 股関節と大腿部の筋肉
    はじめに/運動/トリガーポイント/慢性筋筋膜痛(CMP)/慢性筋筋膜痛(CMP)の症例/主な持続因子/コントロールするためのヒント
    78 大殿筋
    79 中殿筋
    80 小殿筋
    81 大腿筋膜張筋、腸脛靭帯
    82 梨状筋、外閉鎖筋
    83 双子筋
    84 内閉鎖筋
    85 大腿方形筋
    86 長内転筋、短内転筋
    87 大内転筋
    88 薄筋
    89 恥骨筋
    90 ハムストリングス(半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋)
    91 縫工筋
    92 内側広筋
    93 外側広筋
    94 中間広筋
    95 大腿直筋

    12章 脚と足の筋肉
    はじめに/運動/慢性筋筋膜痛(CMP)/慢性筋筋膜痛(CMP)の症例/主な持続因子/コントロールするためのヒント
    96 腓腹筋
    97 前脛骨筋
    98 後脛骨筋
    99 膝窩筋と周囲の付着組織
    100 長腓骨筋、短腓骨筋、第3腓骨筋
    101 長趾屈筋群(長趾屈筋、長母趾屈筋)
    102 ヒラメ筋
    103 足底筋
    104 長趾伸筋群(長趾伸筋、長母趾伸筋)、足関節支帯
    105 足の浅層筋(短趾伸筋、短母趾伸筋、母趾外転筋、短趾 屈筋、小趾外転筋)
    106 足の深層筋(足底方形筋、短母趾屈筋、母趾内転筋、短 小趾屈筋)
    107 足の虫様筋、骨間筋

    13章 筋膜を越える領域でのトリガーポイント
    はじめに/瘢痕のトリガーポイント/靭帯/ゲロイドマス(geloid_mass)/硬膜管/心臓のトリガーポイント/消化管のトリガーポイント

    PART3 患者や施術者はこれから何をすべきか
    14章 痛みの原因を知るための問診、検査、治療
    予約するまでの準備
    検査
    治療
    生体
    一般的な整体の手引き
    治療法
    バリアリリース/瘢痕リリース/間接的な治療/ストレッチ/テニスボールストレッチ/ストレッチ&スプレー/アイスストローキング/ニードル
    精神的な支援

    電気療法
    関連痛パターンチャート

    15章 21世紀のトリガーポイント治療
    現在の医療システムとトリガーポイント
    治療者がすべきこととは何か
    トリガーポイント治療の未来

    著:Devin J. Starlanyl、John Sharkey
    監訳:伊藤 和憲
    翻訳:皆川 陽一、皆川 智美
    A4判 320頁 オールカラー
    ISBN978-4-89531-323-0
    2017年12月発行
    定価:本体6,800円(税別)


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