内容
「DNAを調べたら、奈良公園のシカは1000年以上この場所に住み続けていたことがわかった」という衝撃的な話題をはじめ、シカのDNAを調べることで明らかになった驚きの事実の数々を紹介。
野生生物の遺伝情報を調べる専門家が、シカのDNAを調べることで判明した驚きの事実を紹介。シカといういきものの興味深さ、人とのかかわり、生態系への影響や環境問題など、様々な話題を取り上げ、身近なようで意外と知らないシカの秘密を解き明かす。
●基本的な生態・特徴はもちろん、シカと人間社会や他の生物とのかかわり、シカが増える理由、農業被害や生態系への影響、環境問題まで、幅広いトピックを最新の研究成果を交えて解説。
●「奈良公園のシカは1000年以上前からこの場所に住んでいた集団」、「日本だけでなくヨーロッパの森でもニホンジカが増えている」、「シカは血縁関係にある個体間で交配を続けても遺伝的な問題が起きにくい」といった、いきもの好きにはたまらない興味深い話題が盛りだくさん。
●生物学者ではない、野生生物の遺伝情報を調べる専門家が、対象を観察しただけではわからない、シカに関する驚きの事実の数々を紹介。
●ユーモアあふれる語り口で、楽しく読み進めることができる。
目次
第1章 シカからわかるこんなこと「私」はこんな人
シカを調べ始めたワケ
身近で知らないニホンジカ
奈良のシカは何が特別?
シカとつながるいきものたち
〈コラム〉ルリセンチコガネは稲作や戦乱の歴史から生まれた!?
第2章 シカってそもそも何者だ?
ニホンジカは全部同じ?
どこにでもいるシカたち
すむ場所でいろいろ違うシカ
スローライフな島のシカ
繁殖と遺伝から見るシカのしぶとさ
3頭から450頭に! ~洞爺湖中島の話~
日本中で増えるシカたち
〈コラム〉町にやってきたケープくん
第3章 シカよ、どこからどこへ行く
富山のシカは屋久島出身?
シカの移動を直接追う方法
シカの痕跡から個体数を探る
DNAで血筋を探る
シカは「どこでも」行けるのか
人がシカを連れて行った理由
バイキングと旅したアカシカ
ヨーロッパで広がるニホンジカ
フランスにいた「奈良のシカ」
家畜にならなかったシカたち
シカの移動からわかる歴史
〈コラム〉DNAの調べ方
第4章 シカが教えてくれること
どうして増えるニホンジカ
シカは増えたらいけないの?
あなたに迫るシカ問題
〈コラム〉クマにも影響を与えているシカの増加
一筋縄ではいかないシカ対策
DNA解析が示した奈良のシカと人の縁
1000年続いた保護の歴史
奈良公園のシカを脅かす「変化」
人が変わればシカも変わる
いきものたちが織り成す世界とその一員としての私たち
著:兼子 伸吾
四六判 200頁
ISBN978-4-86811-061-3
2026年5月発行
定価:本体2,700円(税別)
四六判 200頁
ISBN978-4-86811-061-3
2026年5月発行
定価:本体2,700円(税別)








