内容
科学的情報に基づき、ネコの愛護管理を体系的に学ぶことができる一冊。
ネコとヒトとの共生、特に日常的なネコの個体群および個体の管理に関する技術的な問題に焦点を当てた初めての書。本書は、人獣共通感染症、住宅密集地での地域猫の管理、動物保護施設での管理法などについて、科学的知見に基づいて解説。動物愛護管理に従事する行政・NPO・獣医師・企業の関係者から、野良猫の保護活動に関心のある一般の方まで、幅広く活用できる一冊。
目次
第1章 ネコの進化と家畜化1.ネコの家畜化の歴史
2.ネコの繁殖戦略
3.ネコのニッチと特異的栄養生理機構
第2章 生態系に対するネコの影響
1.ノネコの採餌戦略と捕食対象
2.イエネコによる野生生物への影響
第3章 イエネコと人獣共通感染症
1.ネコ放し飼いの潜在的リスク
2.狂犬病
3.内部寄生虫
4.外部寄生虫とベクター(動物)媒介病
第4章 住宅密集地でのネコの管理
1.ノラネコの個体数管理におけるTNR の効果
2.ノラネコの個体数管理における避妊ワクチンの可能性
3.持続可能な地域づくりと地域猫活動
第5章 動物保護施設でのネコのハンドリングと管理
1.ネコの感覚
2.ネコのコミュニケーション
3.ネコの適切なハンドリング方法
4.ネコの学習能力の活用
5.日常管理でのストレス軽減策
6.群飼育を成功させるためのポイント
7.室内飼育のための環境エンリッチメント
(1)ネコのエソグラムに配慮した環境エンリッチメント
(2)ネコの感覚に配慮した環境エンリッチメン
引用・参考文献
著:植竹 勝治
A5判 48頁
ISBN978-4-89531-158-8
2014年1月発行
定価:本体1,000円(税別)
A5判 48頁
ISBN978-4-89531-158-8
2014年1月発行
定価:本体1,000円(税別)
ネコとヒトの共生について科学的に考える