特集
Feature Article!犬の肺高血圧症のいま ~分かっていること・できること~
近年、獣医領域においても心エコー図検査技術の進歩に伴い、肺高血圧症(pulmonary hypertension:PH)を診断する機会が増えています。PHは様々な原因によって生じますが、個々の症例で特定するのは現実的でないため、人では包括的な臨床分類により評価され、治療が実施されています。しかしながら現時点では、犬のPHに関するエビデンスは乏しく、診断や治療方法が十分には確立されていません。そこで本特集では、人における臨床分類も交えながらその病態を整理し、心エコー図検査を軸にした評価方法、そして治療法を考察していただきました。
▽病態の理解につなげる最新の臨床分類
島村俊介
▽心エコー図検査を軸にした評価方法と臨床診断
高村一樹
▽治療 ~近年の報告および症例からの考察~
森田智也
■X線読影 プロフェッショナルの思考回路 New!
第1回 「胸部X線読影の基本」
坂大智洋、監修:中山智宏
■基礎からおさえる 呼吸器診療の最前線
第17回 「気管腫瘍・肺腫瘍」
呰上大吾、監修:藤田道郎
■犬と猫の適正な輸液を考える
第14回 「アミノ酸製剤・脂肪製剤の使い分け」
伊丹貴晴
■こんな症例に出会ったら? とある診察室を覗いて学ぶアプローチ法
第35回 「あったはずのリボンが見当たりません」
入江なつは
■チンチラの医学
第4回 「泌尿生殖器・繁殖疾患」
霍野晋吉
■Vet’s VOICE
第15回 「専門知識を伝える「イラスト」の力に魅せられて」
tokco
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